東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



楽善堂三代目、卒寿祝

2013年11月12日 店長のプライベート

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

急に冬になったような寒さです。店に来る時にウインドブレーカー程度の薄着で来ていましたが、今日はPコートを出しました。

一昨日の11日は父親、楽善堂三代目の卒寿祝いの会を開きました。私の家族と弟の家族、父母の集まるこじんまりした会ではありましたが、八王子郊外の日本料理の店、鶯啼庵(おうていあん)で、のんびりとお昼ごはんを食べながら日本庭園の紅葉を楽しみました。

父は大正12年(1923年)の12月29日生まれ、来月の29日で満年齢90歳になります。祖父は66歳で他界しているので、遺伝の長生きでなく日頃の健康法により長寿になりました。毎朝、5時の起床、7キロの散歩とラジオ体操を楽しんでいます。日中は店の2階で読書三昧です。体と頭を適度に使っているのが長寿の秘訣でしょうか。84歳の母も元気でいてくれて、自分たちの身の回りのことはすべてできるので、子供たちとしてはありがたいことと思います。

印判職人としての経歴は昭和11年、小学校卒業後すぐに本所業平橋(現在のスカイツリーあたり)の印判店に見習い修行に行きました。その店の店主は、明治生まれでなく文久年間(1861〜1864)の生まれだったそうです。高齢だったため店主が他界、その後、昭和15年に日本橋芳町(現在の人形町)の大橋さん(江戸時代からの老舗印判店)にお世話になりました。この大橋さんで同じく修行をしたのが私の師匠(小川瑞雲先生)でした。同じ店の一門会で師匠と父は古くから知り合いで、父の口利きで、両国の師匠に入門できました。体は小さな父ですが、今でも頼りになる三代目、楽善堂です。


▲店の暖簾の前で撮りました。
楽善堂三代目、平澤友利です。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttps://inkan-reform.com

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑https://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html






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