東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



法人登記印の規定

2014年10月31日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日お見えになったお客様で、法人登記印をお持込の石印材で作成なさりたい、という方がありました。石印材の形は円形でなく、長方形です。材質はミカゲ石でした。表札には多く使われますが、印鑑の材質、印材としては彫刻が可能か?とまず思いました。

黒水牛、象牙までは私の持つ刃物で彫刻が可能ですが、石印材となると、文字通り“刃が立たない”ことになります。石印材、現在は、サンドブラスト工法で、文字以外の部分に砂を強力に吹き付けて彫刻しています。

ミカゲ石の彫刻に対応可能な会社が見つかりました。文字は白文(文字部分を彫刻する)なら、対応できると、言ってきました。白文で法人登記印を作成して、法務局で登記が可能か?念のため東京法務局の八王子支局に電話で尋ねました。返答まで、少し時間が掛かりましたが、白文でも登記は可能、とのことでした。

法人登記印の登記する時、印鑑についての規定は、「印鑑の大きさは、辺の長さが1?を超え、3?以内の正方形に収まるもの」だけでした。個人の実印の場合は、不可の場合で、「外枠のないもの、職業、資格など、氏名以外の文字が入っている場合、」など細かな規定がありますが、法人登記印(会社の実印)は、規定はサイズだけが決められています。


▲法務省のホームページにある、印鑑(改印)届書の記載例です。
下段にある(注1)で印鑑の大きさについて、規定が記述されています。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttps://inkan-reform.com

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑https://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html






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