東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



特殊な形状印材を収めるケース

2016年08月20日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

特注の印鑑ケースのご注文がありました。収納する印材(印鑑の材料)の形が円筒形(通常の形状)でなく、上部は鳥のフクロウの形状でした。印面(文字を彫る部分)は円形ですが横に寝かせて収納するので、フクロウの形に合わせてケースも作ります。

大阪市にある会社の方からのご注文で、以前にも竜の形状の印材を収納できる印鑑ケース、というご注文がありました。仕上がりまで2週間を要してケースメーカーから出来上がってきました。大体の寸法をメーカーに伝えて見積もりを出しておいて、その後正式発注になってからはお客様からお預かりした象牙のフクロウの印材をメーカーに一度送り、印材に合わせて、収納の部分を切ってもらいました。印材はぴったりと収まりました。

印鑑、印鑑ケースは一点物でも特注サイズが作成可能なのが、私どもの業界です。以前にも書いた特注サイズに関するブログを読んで下さり、今回のお客様は、当店にご発注をなさいました。



▲フクロウの形状の印材が収まる特注ケースです。
左右の長さは通常の印鑑ケースとほぼ同じですが、
上下はフクロウに合わせてかなり大きくできています。



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