東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



(特注)63ミリの印材用ケース

2019年12月14日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

上は61ミリの印材用のケースです。下は特注の63ミリの印材用です。
同じ木製の61ミリ印材を入れていますので、下のケースは2ミリのスペースが右端に見えます。

先日ご注文をいただいた赤メノウの印材は長さが63ミリありました。既製の印材(印鑑材料)の長さは61ミリ弱です。印鑑のケースも61ミリの印材用にできているので、収納ができません。こんな場合、2つの方法があります。

1.印材を2ミリ削って短くして61ミリにする。
2.特注の印鑑ケースを作って、63ミリの印材が納まるようにする。

お客様と相談したら、2.の方法をご希望になりました。印鑑ケースメーカーに発注をかけて、1点物のケースを作ってもらいました。

以前のブログにも書きましたが、印鑑の業界は、印材、印鑑ケースとも、1点物でお客さまのご希望の仕様で作成が可能です。大量生産のメーカーもありますが、小さな工場で職人さんが作る品物も多くあります。



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