東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



秋場支局長さんの「秋」の字

2020年06月20日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 TBSテレビ、夜のニュース番組を見ていたら、ロンドン支局長さんの「秋場」さんが画面に出てテロップの「秋」の偏と旁が逆でした。つまり、右に禾(ノギヘン)、左に「火」です。この文字はおそらく「あき」と読むのだろうな、と思ってニュース番組を見ていたら日本の放送局のアナウンサーが「あきばさん」と言ったので、確認できました。

 印鑑に主に使うことの多い篆書(てんしょ)だと、「秋」「和」などの篆書は偏と旁が左右、逆になる字があります。「篆刻字林」よりコピーを載せます。私の師匠が時折り言っていたことで、「漢字は各部分の位置は変わっても構成するものが同じならば、同じ文字だ。」です。「和」の文字の篆書を「篆刻字林」で見ていたら、ノギヘンが上、その下に「口」が来る文字もありました。

 学校の漢字の書き取り問題は「楷書で書きなさい。」の指示が出ているから、上記のような文字を書いてしまうと×になってしまいますね。店の仕事ではやはり、楷書のような並び方の篆書(てんしょ)を選んで印鑑を作っています。時々お客様の中で「読めないくらいの字の方がいい」という場合には、このような文字のご提案をさせていただいています。

支局長さんのご苗字は「あきば」さんです。この「秋」の字を
IMEパッドを使って手書きしてみましたが、呼び出せませんでした。
普段使っている「篆刻字林」よりコピーしました。「秋」の字の篆書はノギヘンが右に来る字と左に来る字とあります。


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