東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



象牙の個人実印を法人実印にリフォーム

2020年09月05日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先日、青森県の会社社長さんから、印鑑リフォームのご注文をいただきました。直径18ミリ、象牙の個人実印をお預かりしました。通常、個人の実印は直径15ミリが多いですが、大きめの寸法をご希望の方は16.5ミリ直径、または18ミリ直径をお持ちのこともあります。先代の社長様がお使いだったのでしょうか、現在は不要になったようで、「新しく立ち上げる法人実印に変えたい。」というご希望でした。

 実印には2種類あり、個人実印と法人実人とあります。通常、実印と言えば、個人実印のことが多いですが、会社を設立した時に、法務局に届け出る法人実印もあります。今回の場合、個人の実印が直径18ミリと大きかったので、法人実印にも十分リフォームが可能でした。仮に、直径15ミリの個人実印をお預かりしても、会社名の入った法人実印を彫ることも可能です。

 国際的な世論で、象牙製品を使うのはよろしくない、という風潮です。理由として、アフリカで象牙(象の牙)を取るために、多くの象が殺されている、という報告があります。しかし、象牙の製品になっているものを、リフォームして再利用していく、このことは非難されることではないと考えます。

直径18ミリの個人実人の印影見本です。個人名をフルネームで彫ってあります。
象牙印材でのリフォームは18500円(税込み)でお受けしています。
同じく直径18ミリ、法人実印の印影見本です。
会社名を時計回りに、外周に入れます。二重丸の内丸は「代表取締役印」と
彫ることが多いです。印鑑リフォーム(彫り直し)の場合、象牙印材の場合は、
39000円(税込み)で彫刻可能です。
彫刻の前に印稿(仕上がりのラフデザイン)をメールで
お客様にはお送りしています。



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