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四国のお客様から、しばしば印鑑リフォームのご注文をいただきます。この方は占い師の方で、印材(印鑑の材料)を送って来られて、仕上がりの発送は占いを見てもらっているお客様へ直送します。
今回は赤メノウと緑メノウでした。緑メノウは「クリソゼリル」とも言い、濃い緑色をしています。赤メノウはそのまま彫刻が可能でしたが、緑メノウは、側面から見て彫刻面の枠(わく・輪郭の部分)が丸く、このまま彫ると文字は印字できても、枠が紙に写らない可能が高いと思いました。
文字がすでに彫ってある印鑑をリフォームして別なお名前を彫刻するのはリフォームに多いパターンですが、今回のように輪郭部分の丸みを取るために、少し印材の彫刻面を削るのも広い意味でリフォームになります。側面と彫刻面がきっちりと直角になるように印面訂正をします。また、お客様からお預かりする印材は、長さが65ミリ、70ミリという場合もあります。金枠の印鑑ケースは長さが61ミリ以内でないと収納できません。この場合、お客様にお尋ねして、別途、1100円のお代金をいただいて、61ミリの長さまで短くするかどうかをお聞きします。長さを優先の場合は金枠ケースに入れないで、レザーの袋にサービスでお入れしています。
書体は縁起の良い吉相体(きっそうたい)の文字で彫らせていただきました。
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