彫刻済印鑑の彫り直し
昔、お祖父(じい)さんやお祖母(ばあ)さんが使っていた印鑑、お父さんやお母さんが使っていて今は不要の印鑑を彫り直し致します。
宝石印鑑、象牙や水牛など高級の印材なら再彫刻の値打ちがあります。またはお祝いにギフトで印鑑をいただいたが、結婚して姓が変わり使えなくなった、などといったケースの場合にもご相談に乗らせていただいております。
● 印鑑の長さは1ミリ程度短くなるだけです。
● 書体、作風など、現状の印鑑のものを大切にして同じように彫刻致します。または違った別の書体をご希望の場合、下記の書体見本からお選び下さいませ。
楽善堂の書体見本はこちら
彫刻済印鑑の彫り直し例
左側は、彫り直し前とは全く違った書体でお作りしました。
(現在持っている印鑑の作風がお気に入らない場合など)
それに比べ右側は、彫り直し前の作風を大切にしながら、下のお名前のみ変えて彫りました。
(親の印鑑を彫りなおす場合など)
彫り直しをした場合の印鑑の高さ比べ
約1ミリ程度短くなります。もう1本の印材は同規格(長さ60.6ミリ)の象牙印です
【お客様の声より】
ケース1 結婚して姓(名字)が変わった。
祖父が作ってくれた銀行印 (女性のお客様) 生まれた時に母方の祖父が孫の私にと、白い水牛の銀行印を作ってくれました。母はこの銀行印を銀行に持っていき、通帳を作ってくれました。その後、私が小学校入学、中学校入学など、必要な出費の時はこの銀行口座から必要な現金を引き出して、私に買ってくれていたようです。 高校の卒業時に母から「これからはあなたが自分でこの通帳と印鑑を管理しなさい。」と渡されました。祖父のありがたみ、母のありがたみを感じました。
27歳で結婚することになり、銀行印が使えなくなることに気が付きました。新しい名字で作ってもよいのですが、祖父が私のために作ってくれた銀行印、その後、母が現金を預金しながら管理してきたくれた通帳と銀行印、何とか生かして使っていきたいと思いました。 ホームページで「印鑑の彫り直し」で調べてら楽善堂さんのページを見つけて、今までの印鑑を生かしつつ、新しい名字の印鑑に直すことができました。
★四代目店主より
白い水牛(正式には、牛の角(つの) 白)は、象牙の次に高級な印鑑材料です。新規に別の材料で作るよりも、現在持っている印材を生かすことが、おじい様、お母さまのためにもよいことと思います。
ケース2 父が作ってくれた象牙の実印 (男性のお客様)
成人式を迎えたぼくに、父が象牙の実印を作ってくれました。大学を出て社会人五年目に付き合っていた彼女と結婚することになりました。結婚相手の家の事情で婿に入ることになりました。たまたま、ぼくは次男坊だったので、婿に入ることはさほど抵抗がありませんでした。
結婚相手のお父さんが「新しい名字で実印と銀行印を作ってあげる。」と言われて、ふと、思い出しました。自分の父が成人式の時に作ってくれた象牙の実印のことを。提案をしてくれた彼女のお父さんには悪かったのですが、成人式の時の実印の名字部分を新しくして、彫り直せないものか? と思いました。WEBで捜して16000円で彫りなおすことができました。
★四代目店主より
象牙はワシントン条約により、特別な場合を除き1990年より輸入が禁止になっています。新しい象牙で作るよりも、旧印材を生かした彫り直しをお薦めします。
新規で象牙の実印(直径15ミリ)を作ると当店で52800円(税込)です。彫り直し(16500円(税込))の方が、半値以下で作成可能です。
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