東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



水晶に役職印彫り

2013年06月14日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
先日メールでお問い合わせがあり「水晶、直径15ミリになるべく多くの文字を入れたいのですが、最高で何文字までですか?」という内容でした。水牛、羊の角(シープホーン)、象牙までは私の刃物(印刀)で彫れますが、水晶、メノウ、などの宝石印鑑は印稿(仕上がりのデザイン)を専門の彫り職人さんに渡して彫ってもらっています。

二重丸の役職印のように、文字を時計回りに外枠に沿って入れれば対応が可能かと考え、石の彫刻職人さんに聞いたら、15ミリで二重丸は無理だよ、と言われました。お客様にはメールで「水晶は無理ですが、材質をつげ、水牛に変更していただければ、外周の文字だけで15文字、カタカナが多ければ20文字くらいはできます。」とお返事しました。

水晶をお手元に持っていらっしゃるお客様なので、やはりご自分の水晶に彫りたいとのことで、10文字を3行にして彫刻することになりました。職人さんに文字内容を伝えたら、これならできるよ、という返事がきました。受注して作成する仕事の中で、時折、できるか、できないか?がわからない仕事がありますが、すぐにお断りするのでなく、日にちをいただいて調べたり、第一希望が無理なら、代案のご提案などの対応が大切と思いました。


▲水晶の印材(当店在庫)です。
右から直径10.5ミリ、15ミリ、16.5ミリ(六角形)です。
長さは60ミリです。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com





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