──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
めっきり寒くなりました。
一昨日の日曜日、落語家、立川談幸師匠の独演会に出掛けました。師匠の独演会では初めての場所で、日本橋の人形町でした。この師匠とは、同じ立川一門の立川文志師匠の新年会で出会い、以来、年賀状のやり取りや、落款印のご注文をいただいたりしておりました。
独演会の演目は「富久」、「薮入り」でした。特に最後の演目「薮入り」は、聞かせどころも上手く、泣けました。親子の情を描いた人情ばなしです。私自身も、高校の三年間と見習い修行時代のおよそ三年間、親元を離れて暮らしていたので、久々に親元に帰ってくる、話の中の亀吉の気持ちがよく分かります。この話の主人公はやはり父親の熊さんで、少し抜けてはいるが、薮入りで帰って来たわが子をかわいがってあげたい気持ちがとても強く、また驚くほど成長した亀吉の姿に喜んでいる父親です。
昔は学問をつけるよりも奉公に出される子どもも多かったようです。話の中で師匠が言っていた言葉が、まだ心に残っています。「昔は、理屈っぽくなるよりも、人の気持ちがわかる苦労人に育てたい、という親心で奉公に出したものです。」大人になってからの処世でやはり、人の気持ちが分かる、忖度(そんたく)ができる、という能力は大切だな、と思いました。 落語の帰りに人形町の商店街に新しくできた2基の“からくり時計”を見て、下町をあとにしました。
立川談幸師匠のホームページhttp://www.d4.dion.ne.jp/~t-dankou/
▲師匠の独演会の案内チラシです。毎回、郵便で送ってくれます。
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com
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