東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



象嵌(ぞうがん)の印鑑 ?

2009年01月27日 印鑑の素材


──── 八王子で印鑑を作り続けて100年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

前回に続いて、象嵌(ぞうがん)の印鑑のご紹介です。
前回と絵柄の違ったものをお出ししてみます。

左端は『山紫水明の景』のどかな山村に川が流れ木の橋を渡し、満月を出しています。山の下には裕福な家を金色で表現、家運の隆盛を願っています。
これだけは他の二作品と違い、長さ寸法、1寸5分(45ミリ)です。直径は15ミリ。

中央は宝船です。正月に宝船の夢を見るとよいとか。江戸時代は宝船の絵を枕の下に置いて寝たそうです。宝満載の船が正面からこちらに向けて大きな波をかき分けてやってくる構図です。船の俵、帆の輪郭、月に金を配しています。長さ60ミリ、直径15ミリ。

右端はは恵比寿さまです。商売繁盛の神様です。烏帽子(えぼし)、右手に持った釣竿、左手に持った魚籠(びく)に金を使っています。この作品の芸の細かいのは、釣り糸の細い部分も表現されていることです。お顔はまざに“恵比寿顔”です。長さ60ミリ、直径15ミリ。

写真に載せませんでしたが、どの象嵌印材にも、ワニ皮のケースが付きます。ワニ革に
腹ワニ、背ワニとありますが背ワニ皮で高級なものです。

詳しくは、店長、平澤 東(とう)までお気軽にお問い合わせ下さい。電話 042−622−1976


▲さや(キャップ)付き、ワニ皮ケース付き、彫刻料込み。左より22万円、24万円、24万円


楽善堂のホームページ
https://rakuzendo.com


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